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私たちの桜材を使ったギターの始まりは、2014年に製作された一本のウクレレからでした。従来の輸入材とは木質もサウンドも異なるこの木材に、長年のギター作りの知識と技をもって今日まで向き合いを続けています。そして本年、ついに10周年という節目を迎え、さらなる飛躍と世界へ羽ばたいて欲しいという願いを込めた特別なモデルがここに完成しました。
菫青石(きんせいせき)という和名を持ち、文字の如くスミレの花のような深い群青色を持つアイオライト。ギリシャ語で『青』を表す『アイオ』、『石』を表す『ライト』から名付けられたとされます。ヴァイキング時代の航海の際、アイオライトを羅針盤のように使ったとされ青みを帯びた菫色であることから「海のサファイア」やウォーターサファイア(water sapphire)とも呼ばれていたようです。「誠実・徳望」などの石言葉があり、道しるべとなる「ビジョンの石」と言われ、内なる眼を開かせ、直感力を高めてくれる宝石です。
TLタイプのボディと独自のセミホロウ構造を持つ「ROSETTEE(ロゼッティ)」。本機は中音域にピークのある桜材をトップ材に採用し、セミホロウボディとの相性の良い甘いトーンを特徴とします。
ブリッジにはGOTOH製の GTC201を搭載。6連サドルを装備し、演奏中の高い安定性を保証します。ロックタイプのペグにはシャフト部分の高さを調節可能なHAPM機構が搭載され、プレイスタイルに応じた調整を可能とします。
また、ロゼッタシリーズの特徴として、ブリッジの装着面には落とし込み加工が施されています。これにより弦振動がよりボディに伝わりやすくなり、豊かな生鳴りを生み出します。
所謂「ロングスケール(25 1/2インチ)」と「ミディアムスケール(24 3/4インチ)」の中間である25インチスケールを採用。ボディ形状とボルトオン構造から想像されるよりも若干緩めのテンション感が、独特な「ルーズ感」を生み出します。ロングスケールのギターだとテンション感がきつくチョーキングなどもし辛いと感じるプレーヤーにもおすすめです。
ステージでの演奏活動を行う現場のギタリストからの支持率が非常に高い「ルミンレイ」のサイドドットを採用。光を蓄えて放出することにより、暗い場面での演奏においてもフレットの位置を迷うことがありません。サイドドットにはオリジナルの2000年代当時から蓄光素材の物が使われていましたが、2021年の復刻モデルより発光性能の高いルミンレイにアップグレ―ドしました。
ヘッドストックには素朴な手書き風のオリジナルロゴと、ボディトップと同じ木材を使用したワンポイントがデザインされます。また2021年の復刻Rosetta Vesselよりトラスロッドアジャストの溝幅を広めに拡張し、ロッド調整がより容易となりました。トラスロッドのナットを付け替えることも可能となり、よりユーザーが使用しやすい仕様となっています。
Body Top:
Sakura
Body:
Alder 2P
Neck:
Maple
Fingerboard:
Purpleheart
Nut:
Bone
Bridge:
GOTOH® GTC201 GG
Machineheads:
GOTOH® SG381-EN07 HAPM GG
Fret:
Jescar® 9662NS
Pickups:
Deviser BEANO + VT1
Controls:
1Vol,1Tone,3way Switch
Scale:
635mm(25inch)
Width at Nut:
42mm
Fingerboard Radius:
310R
Finish:
Top Lacquer
Strings:
Elixir® NANOWEB Light(.010-.046)
Accessories:
ハードケース、レンチ、保証書