飛鳥工房ではお馴染みとなり、使用される和材の中でも人気の高い桜材をボディトップに使用し、ネック材にPURPLE HEART(パープル・ハート)を使用したプレミアモデルです。
「桜」は弦楽器では馴染みの薄い材ですが、歌舞伎に使用される小鼓や琵琶の胴など古くから楽器に使用されてきました。桜の花びらのように、うっすらとピンク色をしており、今回、こちらのモデルに使用された桜材はうっすらとフレイムの杢が入っています。また、ネック材のPURPLE HEART(パープル・ハート)は紫がかった独特の色合いが特徴で、ボディトップ材との色合いにマッチした独特な風合いに仕上がっています。詳細につきましては下記をご参照下さいませ!
[ネック]
ネック・指板に使用されているPURPLE HEART(パープル・ハート)材は硬めで強度が強く、ローズウッドに似た性質ですが、やや高音域寄りのピークと、豊かなミッドレンジを備えています。独特の色合いで、指板ポジションマーク部分には桜の花のインレイが施されており、和材の桜を使用したプレミアムモデルに相応しい和のテイスト溢れるルックス仕上げられています。ネック裏はサテンフィニッシュで仕上げられており、サラサラとした手触りでスムーズなフィンガリングを可能にしています。
[ボディ]
ボディトップに配された桜材は適度に硬質で粘りがあり、粒の揃った明るめのサウンドが特徴。ボディバックには1ピースのアッシュ材を使用し、ネックの鳴りや桜材の特徴を活かし、程よく角の取れた高音域、芯のある豊かな中音域、クリアで締まりのある低音域と、バランスの整った扱い易いサウンドです。うっすらとピンク色をしたトップ材に桜の花がデザインされた1ピースのべっ甲柄ピックガードが絶妙にマッチングしています。ボディ塗装はナチュラルのグロスフィニッシュに仕上げられています。
[ピックアップ / コントロール]
アメリカのノースカロライナ州にあるハンドワイアリングピックアップメーカーMOJOTONE社製「ST ATQ-60」を搭載。同社製のST CLONE '59モデルを元にディバイザーが自社製品への組み込みの為に独自に仕様変更したモデルとなり、ハーフトーン時にハムキャンセルさせるためミドルポジションが逆巻き逆磁極になっています。各弦の出力バランスを整えられた、豊かなミッドレンジとクリアなサウンドが特徴です。
コントロールは1ボリューム、2トーン、5ウェイ・ピックアッセレクターの一般的な仕様ですが、センターピックアップはトーン回路に配線されておらず、用頻度の高いフロント/リアピックアップで独立したトーンコントロールが可能になるよう配線されています。ブリッジピックアップの逆巻き逆磁極仕様により、ミックスポジション時はハムキャンセルされたローノイズなサウンドを出力します。
[ハードウェア/パーツ]
ペグにはマグナムロック仕様のGOTOH SD91-05M MGを搭載し、高い安定性の他、マグナムロック仕様により、スムーズな弦交換を可能にしています。また、ブリッジにはGOTOH社との共同開発で実現した高い安定性と精度を誇るトレモロユニット「GE108TS」を搭載。ピッチを10.8mmに設定されたスチールプレスサドル、同じくスチール材を使用したインナーシャブロックを使用。ヴィンテージタイプのトレモロユニットながら、アーミングを多用するプレイにおいても高い安定性を実現しています。
フレットにはJescar製のEvolution GOLDを使用。各部ゴールドカラーのハードウェアに合わせた一体感と高級感のあるルックスだけでなく、同社製のニッケルシルバー18%とステンレスの中間の硬度によりロングライフとプレイアビリティを備えています。
その他パーツもオイル漬けの牛骨ナット、CTSポット、スイッチクラフト社製ジャックなど、ハイエンドギターなどにも使用されているパーツを採用しています。
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