サイドバックに用いられているのはアメリカ中東部原産の「Coffee Tree」です。硬度がありながらも軽いという珍しい木質を持っており、レスポンスの早い軽やかなトーンが特徴です。
元々はネイティブアメリカンがこのCoffee Treeからとれる豆を調理して食用にしたり、飲料にしていました。コーヒーを飲む文化を持つヨーロッパからの入植者たちが、ネイティブアメリカンのこの風習を見て、コーヒーの代替品として豆を焙煎してコーヒーのように嗜んだということが、このCoffee Treeの名称の由来です。
現在流通しているコーヒーの原材料であるコーヒーの木とは異なる種類ですが、コーヒーを飲む習慣と結びついていたこのCoffee Treeの出自とその独特な木質に惹かれ、Headway ギターにて開発されました。
個人の嗜好によって、テイストを選ぶ面白さこそがコーヒー、そしてコーヒーギターの最大の魅力でもあると言えます。
今回のコーヒーギターには、CLB(カフェラテバースト)・FBK(深煎りブラック)の2パターンのテイストをご用意しました。
テイストによって、ギターの仕様が異なることで弾き手の趣向にあった音色とスタイルを得る事ができます。
キレのあるシャープな深煎りブラックテイスト仕様となっております。
単なるブラックカラーではなく、ブラックコーヒーさながらの深い茶色『深煎りブラック』カラーを本モデルのために調色。
コーヒー豆を模したポジションマークは主張しすぎず、しかし遊び心も忘れないデザインに。
コーヒーブレイクにふと爪弾きたくなるような、日常に溶け込むルックスになりました。
ARSブレイシングは、通常のXブレイシングの交差位置をよりブリッジ側へずらした仕様。これによりトップ面に対する強度も増し、永くご愛用いただけるモデルに仕上がります。
サウンドは「34ブレーシング」に比べると、コーヒーツリーの持つ硬質かつ軽やかな特徴とも相まってバランスよくそれぞれの弦が分離して鳴っている印象があり、弾き込むことでなお一層良く鳴る1本に仕上がっていきます。
ブラックコーヒーのように長く時間をかけて味をお楽しみ下さい。
Body Top:Sitka Spruce
Body Side&Back:Kentucky Coffeetree
Neck:African Mahogany1P
Fingerboard:Richlite
Nut:Bone
Saddle:Bone
Bridge:Richlite
Machineheads:GOTOH SG310 01 GG
Fret:HHF-AG2S
Scale:645mm(25.4inch)
Width at Nut:43mm
Bracing:Scalloped Advanced Rear Shift X Bracing
Finish:Thin Urethane
Strings:Elixir NANOWEB Light(.012-.053)
Accessories:ハードケース、六角レンチ、保証書、ねこだまり蜜蝋クリアワックス with コーヒーの香り